主人公・瑠依は、幼い弟の世話や家事に追われる生活にしんどさを感じつつも「家族のことは家族でするのが当たり前」という思い込みから、気持ちを押し殺して生活しているヤングケアラーです。しかし、元ケアラーの灯との交流によって、自分の状況や本当の気持ちについて見つめ直し、将来に向き合うための一歩を踏み出します。
この作品では、お互いを気にかけ、人と人がつながっていくことが、ケアラーと家族が抱える問題解決の糸口になる様子を描きます。ケアは他人事ではありません。だれもがケアする側にもケアされる側にもなります。年齢属性を問わず、共に助け合える『だれもが人権尊重される社会』の実現をめざすことを目的として制作された人権啓発ドラマです。