特攻隊員として散りゆく定めにあるお父さん。無事を願って送り出す家族。最後の任務に飛び立つお父さんの操縦席には、家族の祈りが込められた千羽鶴がありました。翼の下には、家族の暮らす美しい郷土が広がっていました。それはお父さんにとって、命を賭してでも守らなければならないものだったのです。
平和な時代が続く日本。しかしわずか数世代前には、愛する家族と国を守るために命を落とした多くの方々がいました。その尊い犠牲の上に、現在の平和があることを忘れてはいけません。世界に目を向ければ、今も各地で戦争や紛争が起きています。平和を守り続けるためにはどうすればよいのか、次の時代を担う子供たちに今こそ考えてもらいたい。そんな願いを込めたアニメーション作品です。