大和ハウス 様

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大和ハウス 様

 

弊社の作品を研修にご採用いただいている企業様に、どのように研修にご活用いただいているのか取材を行いました。

第二回目は、大和ハウス様の事例のご紹介です。
ヒューマンライツ推進室ご所属の、山下様、加藤様、丸井様にお話をお伺いしました。

導入企業の紹介

大和ハウス 様


 同社は1955年に、鋼管(鉄パイプ)を使った建築を考案し創業しました。1950年代は戦後復興に沸く一方、住宅、木材不足が課題となった時代で「建築の工業化」に先鞭をつけました。時代ごとの社会ニーズに応えるさまざまな事業を展開し、現在は住まいづくりを中心に、土地活用、ビジネスソリューションなどで街づくりを担っています。

 役所広司主演映画、『PERFECT DAYS』でも作品のモチーフとなっている、渋谷の公共トイレは同社が手がけました。16人の世界的なアーティストとコラボし、薄暗く怖いという課題をデザイン・クリエイティブの力で生まれ変わらせた画期的な取り組みです。また、2050年のカーボンニュートラル実現を目標に掲げ、グループ全体で再生可能エネルギーの活用や環境配慮型の建築を積極的に提案し、脱炭素社会への取り組みを加速させています。

取材内容とインタビュー

社内研修において抱えていた課題やニーズ

  • ・ひとつのテーマに対して、従業員の深い理解を促したい
  • ・事業所を含め、全社で統一した研修を行いたい

導入内容の具体的な紹介

  • ヒューマンライツ推進室とはどういった部署でしょうか。

「グループ会社を含めた従業員の人権感覚向上のため研修を実施しています。また、人権問題に関する情報を掲載した誌面『人権のひろば』を作成し定期的に発信するなど、様々な啓発施策を企画・実施しています。加えて社内の通報窓口に寄せられたハラスメント・その他の人権侵害の個別の相談に対して、調査や対応を行っています。」
 

  • どういった経緯で人権啓発研修を行われていますか?

「新入社員研修の役員訓話での部落差別発言をきっかけとして、外部人権団体からの助言により、社内に専門の部署を設置し人権啓発を開始しました。また、大阪同和問題企業連絡会にも入会しています。」

  • どういった研修を行われていますか?研修の仕方を教えてください。

「当社では2018年に『大和ハウスグループ人権方針』を制定しています。それに基づき毎年4月に人権啓発活動の方針を定め、その年度内に実施する人権啓発研修の計画を周知しています。

 人権問題に関する正しい知識の習得を目的として、グループ全従業員が毎年1回以上の人権啓発研修を受講するように徹底しています。研修の仕方としては、まず個人で社内のイントラネットの動画を視聴し、確認テストに合格すると受講完了となります。確認テストの時間も含めて、1時間以内で受講できる構成にしています。」

「人権に関する感覚は毎年アップデートしていかなければならないと思います。しかし、実際には一度の研修だけで完全に知識が身に付くというわけでもないので、基本的なことは繰り返し継続して行いつつ、今の時代にあった内容をも盛り込むことが必要だと思っています。」

 

  • 昨年は、『日頃の言動から考える 職場のハラスメント』の作品を選ばれました。採用になられた理由を教えていただけますでしょうか。
「会社の中でありがちなハラスメントへ繋がるようなグレーゾーンの言動が取り上げられ、具体的な指導例を含めて解説されており、非常に理解しやすかったです。また、様々な立場や階層でのハラスメントについて触れられており、全従業員向けの内容でした。」

  • 以前はDVDでのご採用でしたが、今回MP4を選んでいただいた理由はありますでしょうか?

「従来は、全社で統一した研修ではなく、各事業所で研修を実施していました。研修のテーマ選び各事業所の人権啓発推進員委ねていました。何種類かのDVD教材を用意し、その中から各事業所が自由にテーマを選んで研修を行っていました。

事業所単位での研修は、ディスカッションやワーキングを取り入れるなど、よりテーマを深掘りした研修ができというメリットもありました。しかしコロナ禍によりテレワークなどの働き方多様化が進むなかDVD教材を用いた集合研修が難しくなってきたため、各人がいつでも受講できるような研修の実施形式に変更したのでデータ配信を採用しました。」


  • 弊社のような物語性のある映像を選んでいただいた理由はなんでしょうか?

「職場にありがちなシチュエーションだとイメージしやすいところが良いと思いました。視聴後、自分の行動に置き換えられると、正さないといけない行動が具体的に理解でき、行動を変えていけると思います。私たち自身で教材を作成して研修を行う際も、身近で具体的なものかどうかに気を配り研修を行っています。」

  • これから始める会社様に向けて、なにかアドバイスはありますでしょうか?

「人権に関する研修のテーマは、それぞれの会社によると思いますが、業務に関わる身近なところから研修を行うことが良いと思います。私たちの会社だと、土地と建物に密接に関係があるので、営業職に向けて土地差別問題の研修などを行っています。また、ハラスメントはどの会社にも起こりうることなので、こういった分野を取り上げていくこともおすすめできます。」

 

まとめ

  • 一つのテーマに特化し、深い理解を得られるような作品もご用意しております。
  • データのご利用の場合はイントラネットへアップロードが可能なため、エリアを問わずに離れている支店なども含めて、一括した研修を行っていただけます。ご希望のデータ形式に併せて納品させていただきます。そのため、活用されているサービスに応じて動画をアップロードしていただくことができ、幅広くご活用いただけます。

お選びになられた作品について

日頃の言動から考える 職場のハラスメント

職場で起こりがちなハラスメントやそのグレーゾーンについて扱った作品です。詳細はこちらから、ご参照ください。

 
 

この作品以外にも、様々な人権啓発の動画がございます。下記より、ご参照ください。

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