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企業倫理の意識を向上させる3つの方法|コンプライアンス違反の原因を解説

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企業倫理の意識を向上させる3つの方法|コンプライアンス違反の原因を解説

企業は、利益を追求するだけではなく、消費者よりも情報を提供する側として優位な存在であることを自覚し、道徳的規範に基づいた行動をとらなければいけません。企業が従わなければならない、道徳的規範のことを企業倫理といいます。


企業倫理の意識を向上させる3つの方法

研修を実施する

企業倫理に関する研修は、従業員の倫理的な意識を高める上で重要な役割を果たします。

どういった行動が企業倫理違反になるのか、具体的な行動例をあげて説明することが有効です。

研修の例としては、自社の企業倫理に則って、「従業員がしてはいけないこと・しても良いこと」を具体例をあげ、判断・行動基準を提示します。もしくは、過去の違反の事例などを提示するなどをして、「どういった行動が倫理違反にあたるのか」を理解しやすい形で学びます。具体的な事例やケーススタディを通じて、実践的なスキルや知識を身につけることができます。

人事評価にコンプライアンスや倫理に関する項目を設ける

企業倫理に則った行動やコンプライアンスへの遵守を促進するために、人事評価に関連する項目を設けることが効果的です。従業員の行動や業績だけでなく、倫理的な判断や行動に対する評価基準を明確にすることで、倫理意識の向上を促します。

客観的な視点で、第三者によって評価される場をもつことは、守らなければいけないという意識を各社員が明確に持つきっかけに繋がります。

自社の企業倫理を全社員に共有する

企業倫理規定や行動規範を全社員に共有し、徹底することが重要です。これにより、従業員は企業の倫理的な期待や基準を理解し、日常業務において遵守することが容易になります。「この行為は倫理違反なのではないか」と、少しでも疑問に思った時点で、

社内に相談できる環境を整備することも重要です。

企業倫理とコンプライアンスとの違いについて

企業倫理は、組織や個人が社会的責任を果たすための道徳的な原則や価値観を指し、組織の文化や行動に影響を与えます。

一方、コンプライアンスは、法律や規制に対する遵守義務を指し、法的なルールや規定に従うことを強調します。

 

企業倫理の意識向上が重要な3つの理由

企業の社会的責任を果たすため

企業は社会の一員として、事業を発展させるだけではなく、倫理的な責任も果たす必要があります。企業倫理の向上は、消費者などのステークホルダーに対し、貢献や信頼構築につながります。

企業活動を健全かつ透明に行うため

倫理的な行動は企業の信頼性や透明性を高め、組織の持続可能な成長に不可欠です。倫理的なリーダーシップや組織文化が、健全な企業活動を促進します。

内部統制を強化するため

企業倫理の徹底は、内部統制の強化にも寄与します。倫理的な行動や判断が組織内で浸透することで、リスク管理や業務プロセスの効率化が図られます。

 


企業倫理違反の事例5選

不正経理や製品偽装など意図的な違反

企業の利益を優先し、粉飾が行われるケースがあります。具体的には、横領や水増し請求、食品の産地偽装などです。

 

個人情報流出など、情報管理に関する不備

機密情報や個人情報の適切な管理が行われず、情報漏洩やプライバシー侵害が発生するケースがあります。個人情報についての管理の仕方について、社内で意識を統一することや、個人情報保護法について理解をする場を設ける必要があります。

不適切な行動や判断

職務遂行や意思決定において、倫理的な基準や社会的責任を無視する行動が行われるケースがあります。

上司による部下への圧力

上司や管理職が部下に対し、不当な圧力や命令を加えることで、倫理的な問題が発生するケースがあります。ノルマや利益達成のために、圧力から倫理違反を行う場合があります。

コンプライアンス違反を指摘・改善する仕組みが企業にない

従業員がコンプライアンス違反を指摘しても、適切な対応や改善が行われないケースがあります。相談窓口や法務関係について相談できる専門部署をなどをつくり、第三者に気軽に相談できる仕組みをつくることが重要です。

 

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