1. HOME
  2. お役立ち情報
  3. コラム/お役立ち
  4. 研修動画制作のコスト解析!適切な制作予算と品質のバランスとは

研修動画制作のコスト解析!適切な制作予算と品質のバランスとは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
研修動画制作のコスト解析!適切な制作予算と品質のバランスとは

「研修用の動画を作りたいけれど、誰に頼めば良いの?」
「動画制作のコストはどれくらいかかる?」
などと悩んでいる人は、研修動画を専門とする制作会社に依頼しましょう。

この記事では、一般的な研修用動画制作における形式ごとの費用と諸経費の内訳のほか、動画制作会社の選び方や、制作プロセスも解説します。動画制作コストを抑える方法も紹介しているので、研修動画作成を考えている人には必見の内容です。

研修動画制作の一般的な費用構造

研修動画制作において、最初に気になるのは費用がいくらかかるかでしょう。形式によって費用は異なりますが、各形式の費用内訳は大まかに下記2つに分けられます。

  • 企画費用の概算
  • 人件費と諸経費の内訳

費用はあくまでも相場であり、制作会社によって高額になる場合がある点に留意しましょう。以下では、研修動画の作成費用の内訳を詳しく説明します。

企画費用の概算

企画費用とは、研修動画の台本作成や制作進行を行ううえでの管理費を指します。企画は主に、ディレクターとプロデューサーが中心になって進められるのが一般的です。

ディレクターは全体予算や進行管理を行い、制作に必要なスタッフたちのスケジュール調整を行います。「誰に向けて動画を撮るのか」「どこで撮影するのか」など動画制作の目的を考えながら、完成までの道のりを描きます。

プロデューサーが行うのは、動画制作における演出の指揮管理です。企画費用は制作内容や規模によって異なりますが、目安として5万から50万円以上かかります。ただし低い金額では、動画の尺も短くクオリティも期待できないケースが多いため、予算は絞りすぎない方が良いでしょう。

人件費と諸経費の内訳

人件費とは、主に制作スタッフの動員に必要な費用です。ディレクターやプロデューサーの他にも、カメラマンや編集者がいます。ドラマ形式では、演出家や照明技師、役者なども必要になる場合があるでしょう。人件費には、演者のキャスティング費用も含まれます。キャスティング費用は役者の人数分かかります。人件費の目安は5万から300万円と幅広く、制作する動画の規模によってさまざまです。

諸経費に関してはさまざまな費用があり、下記は主な例です。

  • 書類作成、編集費用
  • 撮影機材費(カメラや照明など)
  • 動画に音楽を挿入する際にかかる音響効果などの費用
  • 大道具や小道具などの美術費用
  • スタジオや撮影場所を借りる場合の手配費用や交通費

上記は主な例であり、撮影内容によって費用は増減します。

ドラスタの料金・ご利用方法について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

料金・ご利用方法を確認する

研修動画の種類別費用分析

研修動画の費用は、動画の形式によって異なります。形式ごとの費用の相場を以下の表にまとめました。

種類 費用
セミナー形式 5万~15万円
マニュアル形式 5万~30万円
ドラマ形式 200~800万円

動画の内容が複雑になるほど、費用も高くなる傾向にあります。特にドラマ形式ではクオリティと金額は比例します。映画のようなハイクオリティの動画を求めるなら、大きな費用がかかることは覚えておきましょう。

以下で詳しく解説します。

セミナー形式動画のコスト

セミナー形式動画のコストは5万から15万円程度です。セミナー形式とは、基本的に30分程度の動画をカメラ1台で撮影し、講師がレクチャーしている姿を収録した動画です。

必要なコストは、編集作業にかかる工数や撮影する場所、外部の講師を依頼するかによって変動します。企業によっては研修の効果を高めるため、eラーニングと呼ばれる学習管理を行うツールを用いるケースがあります。eラーニングを採用する場合は、制作費用のほかに別途月額3万から8万円の費用が必要です。

eラーニングを導入すれば、社員の受講履歴の確認や理解度テストの実施が行えます。管理コストを削減し効率の良い学習が可能です。

下記は、セミナー方式に向いている動画の例です。

  • 社長からの全社員に向けた訓示や方針説明
  • 新入社員に向けたビジネスマナー講習
  • 社員向けの定期的な講習やコンプライアンス研修

演説のように視聴者へ語りかける形式のため、見た人に強いメッセージを与えられるのがメリットです。

マニュアル形式動画のコスト

マニュアル形式動画のコストは5万から30万円程度です。マニュアル形式とは、実際の業務を行っている様子を映した形の研修動画です。

言葉による説明だけでは伝わりにくい情報を、視覚的に表現したい場合に向いています。細かい注意点など、全て文字で表現すると冗長になりやすい情報も、動画にすれば理解しやすくなります。

撮影動画の長さや編集工数などにより、費用が変わる点に留意が必要です。構図や編集がシンプルな動画で撮影などを内製化した場合、5万から15万円で抑えられることもあります。しかし、分かりやすさが犠牲にならないよう注意しましょう。

カメラマンを使って動きを入れ、さまざまな角度から撮影する場合では、人件費や編集工数が増えます。コストは10万から30万円となり、さらに凝った動画になると追加コストが必要です。

セミナー形式と比べると実際の動きに加え、字幕で説明できるのがメリットといえます。

ドラマ形式動画のコスト

ドラマ形式動画のコストは200万から800万円程度です。代表的なのは、プロの演者を使ってドラマ仕立てに撮影する方法です。脚本があり、演出にこだわって撮影されるため、コストは3つの形式の中で最も高額になりやすいです。

プロの演者のキャスティングや、撮影にCGやアニメーション、ドローンなどの機器を使用すればさらに撮影コストが上がります。ただし、社員を登場させて日頃の仕事を撮影する形式など、演者を社員にする場合は上記よりもコストを抑えられます。

下記は、ドラマ形式が向いている主な利用シーンです。

  • 実際のNG行動を確認するハラスメント講習
  • クレーマー対策のための対応マニュアル講習
  • 運転事故を防止するためのストーリー動画

ストーリー仕立てで作られるため、通常の研修動画よりも見ていて飽きさせません。ドラマ方式に必要なコストは高額ですが、見合うクオリティが期待できます。トラブルのシーンや演者の感情表現をリアルに見せることで、見る人に当事者意識を芽生えさせやすいのもドラマ形式の特徴です。

研修動画制作におけるコスト削減のヒント

費用がかかることは理解していても、クオリティが高い動画をなるべく安く制作したいのが本音でしょう。下記は制作コストを削減するポイントです。

  • フリーランスや中小制作会社の活用
  • 内製化によるコスト削減

それぞれ詳しく解説します。

フリーランスや中小制作会社の活用

外注コストを抑えるために、フリーランスで動画制作を行っている人に依頼する方法があります。費用の相場は、制作会社に依頼するケースの6割から7割程度です。

フリーランスは企画から撮影、編集までを1人で行うため、費用を抑えられるのが大きなメリットです。しかし、品質が担保されておらず、当たり外れの差が大きい点に注意が必要です。

失敗しないためには、事前に過去の実績を確認しましょう。修正の要求に答えてくれるのか、信頼できる人であるかも重要です。

中小制作会社に依頼する場合、大手と比べると安価な価格で制作を引き受けてくれるでしょう。フリーランスと異なり複数人で制作を行うので、クオリティに関するリスクも軽減されます。ただし、会社によって品質にばらつきがあるため、過去の実績を見て検討しましょう。

内製化によるコスト削減

研修動画を自社で作成すれば、外注費用を削減可能です。すべての工程の内製化が難しいのであれば、企画や動画編集など部分的な内製化でもコスト削減効果があります。

自社で動画制作に詳しい社員がいれば、制作会社と一緒に作成を任せてみるのも良い方法です。自社の社員に経験を積ませれば、次回以降の動画制作にも活かせます。

注意点として、自社の社員を制作会社と組ませる場合でも、任せきりにならないように心掛けましょう。責任の所在を明確にするためにも、責任者による制作状況の確認が重要です。

動画制作会社の選び方と外注プロセス

研修動画制作を外注する際は、制作会社選びが重要です。以下では、適切な制作会社を選ぶ基準と、外注するまでの流れをステップごとに解説します。

適切な制作会社の選定基準

適切な制作会社を選定する基準となるのは、下記3つです。

  • 実績動画のクオリティ
  • 担当者との相性
  • 提案書・見積書の内容

制作会社の実力を判断する大きな材料となるのが、実績動画です。気に入った動画があれば「このような動画を作りたい」と見せることで、双方でイメージを共有しやすいです。

担当者との相性は、動画制作を一緒に進めるうえでの大切な要素です。専門用語などをかみ砕いて話してくれるか、YESマンではなく建設的な議論をできるかもチェックしましょう。

最後に確認するのが提案書や見積書です。構成案が要求に沿って作られてない場合では、イメージ通りの動画ができない可能性があります。見積価格と社内予算との兼ね合いや、納期が間に合うかなど、内容が自社の要求に沿って作られているかも重要です。

外注プロセスのステップ

研修動画の制作を実際に外注する際のステップは、以下のとおりです。

  1. 目的・予算・納期を決める
  2. 制作会社と打ち合わせをする
  3. 見積もりと提案を受け、発注先を決める

まずは動画を作る目的をはっきりさせましょう。ここがあいまいでは、動画の方向性が決まりません。制作会社がどこまで工数をかけてよいかを見積もるためには、予算の上限と希望の納期を決めておくことも重要です。納期は修正期間も含め、少し余裕を持たせましょう。

制作会社との打ち合わせでは、主に動画の方向性とクオリティ、字幕・ナレーションの付け方、納期や予算などを話し合います。

事前準備やヒアリングに必要な時間ですが、余裕をもって各一週間程度の日程を組んでおきましょう。ヒアリング終了後、一週間程度で制作会社が見積書や提案書を提示します。

見積もりに納得したら、発注をします。

動画が適している4つの研修例

動画での研修が適しているテーマは以下の4つです。

  • 障害のある人の人権
  • LGBTQの人の人権
  • パワーハラスメント
  • セクシュアルハラスメント

それぞれの研修例について以下で詳しく解説します。

障害のある人の人権

障害のあるなしに関わらず、誰もが平等に自分らしく生きる社会を目指し、日本では民間企業において障害者雇用が義務化されています。障害のある人が職場で快適に働くためには、周囲の理解や配慮が必要です。2024年4月には、障害のある人への合理的配慮が義務化されました。[注1]

動画での研修により、障害がある人とのコミュニケーションの仕方などを分かりやすく学べます。動画研修を通じて、障害のある人に対する必要な配慮について理解しましょう。

[注1]内閣府「リーフレット「令和6年4月1日から合理的配慮の提供が義務化されます!」

LGBTQの人の人権

昨今はLGBTQをはじめ、多様性の受け入れが求められる時代です。企業においても、性的マイノリティであることを理由として不当な差別が行われるようなことはあってはなりません。誰もが働きやすい環境づくりを目指す企業にとって、必須の人権テーマです。

LGBTQの社員研修においても動画研修は適しています。難しいテーマではあるものの、映像を通すことで親近感を持って伝えられるでしょう。

パワーハラスメント

パワーハラスメントとは、下記の①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。

①優越的な関係を背景とした言動
例:職務上の地位が上位の者による言動

②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
例:業務上、必要のない言動・目的に対して不適切な言動

③労働者の就業環境が害されるもの
例:身体的又は精神的に苦痛を与えられ、能力の発揮に重大な悪影響が生じること

最近では、SNSや報道などで取り上げられるケースも少なくありません。

また、パワーハラスメントは、上司が部下へとは限りません。
部下から上司、同僚から同僚への不当な圧力もパワハラになります。

パワーハラスメントを考えるうえで難しいのは、𠮟咤激励との線引きです。上司は指導のつもりだったとしても、部下がパワーハラスメントと受け取る可能性があります。

動画研修では、パワーハラスメントについてリアリティのある研修が可能です。
実例に基づいた動画などを利用し、パワーハラスメント対策を行いましょう。

セクシュアルハラスメント

性的な嫌がらせや発言をセクシュアルハラスメントと呼び、現代の社会問題の一つです。男性から女性へのセクシュアルハラスメントが報道されやすいですが、女性から男性へのセクシュアルハラスメント、同性同士もあります。

悪質なセクシュアルハラスメントの場合、慰謝料の請求など法的な措置に及ぶケースも少なくありません。分かりやすい動画研修にてそれぞれの性のあり方を尊重することの重要性を理解し、社員全員が働きやすい環境を目指しましょう。

研修動画を利用したいけど費用に不安があるならドラスタへ

研修動画制作のために必要な情報を解説しました。クオリティを求めるほど費用もかさむため、バランスを取るのに苦心する人は多いでしょう。

クオリティの高さと相応な料金を求めるなら、東映が運営する「ドラスタ」がおすすめです。

ドラスタは映画会社のノウハウを活かし、見る人の心に残る研修動画を制作しています。
構成の作り込みと動画のクオリティには大きな自信を持っており、既に制作してあるクオリティの高い作品を安く、1テーマから視聴することができるのがメリットです。

既成の動画の場合、研修人数500人までであれば30万円程度からご利用いただけます。ご予算に応じて、貴社向けの研修用ドラマの制作も可能です。

まずは下記より、ドラスタの詳しいサービス内容をご覧ください。

今すぐドラスタで無料相談見積りを依頼する
  • このエントリーをはてなブックマークに追加