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職場のモラル向上の取り組み例3選| モラル低下の影響や事例も解説

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職場のモラル向上の取り組み例3選| モラル低下の影響や事例も解説

職場でのモラル」とは、「法律に違反しているなどの明らかな違法行為とはいえないものの、物事の善悪などの判断基準において必要な判断基準」を指します。

職場のモラル向上に取り組むことは、風通しの良さや働きやすい職場に繋がり、企業の健全な発展に欠かせない要素です。

本記事では、具体的な取り組みやモラル低下の影響、対処法について詳しく解説します。

企業ができるモラル向上に向けた3つの取り組み

①ルールを明文化する

従わないといけないルールを明確に定めることで、どの行動規範に沿って業務を行えば良いのかが明白になり、行動に移しやすくなります。就業規則に盛り込むことや、契約条項に盛り込むこと、またそれ以外で明確に定めた方が良いことがあれば部内のルールとしてつくることも大切です。

社員同士の交流を深める

社員同士のコミュニケーションを促進することで、信頼関係が築かれ、仕事に対するモチベーションやチームワークが向上します。定期的な面談や、交流イベントの開催が有効です。
上司と部下との1on1ミーティング、社長面談、部署面談など、面談の機会を設け、不平・不満を聞くことで問題があれば、エスカレートする前に対応することができます。

相談窓口の設置やカウンセリング・研修を実施する

社内に相談窓口やカウンセリング制度を設けることで、社員が悩みや問題を打ち明けやすくなります。

さらに、モラル向上のための研修を実施することで、社員の倫理観やコミュニケーション能力の向上が図れます。社会人として「してはいけないこと・して良いこと」など具体的にモラルに関わる行動例をあげたり、研修などを行い、社会人としてのモラルの持ち方や行動規範を伝える研修を行います。

社員のモラル低下が会社にもたらす3つの影響

①離職率の増加

モラルの低下が続く職場では、会社への帰属意識が薄れるため、社員の離職率が増加する傾向にあります。不満やストレスが原因での離職は企業にとって大きな損失となります。離職率が高くなれば、採用コストの増大や育成までにもさらに時間がかかることになります。

②企業イメージの悪化

社内のモラル低下が外部に漏れると、企業のイメージが悪化する可能性があります。これは顧客や取引先との信頼関係にも影響を及ぼすことがあります。このようなリスクはレピュテーションリスクと言われ、ブランド価値の低下や企業価値の失墜を招く可能性があります。

③法的責任を負うリスク

モラルの低下が原因での違法行為や訴訟が発生するリスクも考えられます。違法行為への関与や見過ごしは企業に法的責任を負わせる可能性があります。

モラルハラスメントとは

道徳や倫理に反する嫌がらせ行為のことをいいます。具体的には、人格を否定するような侮辱的発言、プライベートの過度の詮索や無視や仲間外れなどの嫌がらせ行為などをいいます。


モラルが低下している職場の特徴

①嫌がらせや悪口

上司や同僚からの嫌がらせや怒鳴るなどの威圧的な態度、中傷が横行している職場では、モラルの低下が顕著です。これは社員の士気を低下させるだけでなく、信頼関係の崩壊にもつながります。
職場の雰囲気が悪くなり、業務に集中できないため、やる気を持って業務に取り掛かれなくなります。

②プライバシーの不当な侵害

業務に関係のないプライベートな内容について詮索したりすることもモラルの低下に繋がります。
具体的には、有給の申請理由を詳細に言わないと休みを認めない、業務に関係のないプライベートな話題の詮索、家庭の事情などを詮索するなどの行為が挙げられます。

社員の交流がない会社の場合、些細なことがプライバシーの侵害だと捉えられてしまいます。また、社員のプライバシーを侵害する行為が行われている職場では、個人の尊厳や信頼が損なわれます。職場全体の雰囲気を悪化させ、モラルの低下につながります。

能力に見合わない過大・過小な業務の要求

社員に対して能力を超える業務負荷や過度な圧力をかけることは、モラルの低下を招く要因の一つです。
上司は適切な業務配分が出来ているのか確認したり、部下からの業務量に関して意見を聞くことが重要です。

会社でモラハラが起きたときの対処法

モラハラが発生した場合は、以下のような対処法が考えられます。

問題の把握と証拠の収集: モラハラの事実を把握し、証拠を収集します。被害を受けた社員の証言や関係者の意見を聞き、客観的な状況を把握します。

①適切な対処策の検討

モラハラの程度や状況に応じて、適切な対処策を検討します。個別の対話や、上司や人事部門を介した問題解決など、状況に応じたアプローチが必要です。

②再発防止策の実施

モラハラが再発しないよう、予防策や研修などを実施します。モラル向上の取り組みやコミュニケーション改善のための取り組みも重要です。

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